昨日は蒸し暑いなか、みんな楽しそうに頑張っていました。
前回のイベントに来てくれた新しいお友達も何人か来てくれたので、楽しかったんだろーなーって一安心しました。
昨日はニーニョ始まって以来、ずっと待っていた出来事が起きたので、それをやってくれた二年生の子をヨーニョコーチ自らＭＶＰに選ばせてもらいました。
その子は試合中に、一緒にプレーしている大人のコーチが、仲間の二年生の女の子に早くて高く浮いたパスを出して取れなかった時言いました。
〈〈 ねぇーあのパスじゃ絶対に取れないよ。あの子小さいし、二年生なんだからさ。優しいパスを出さなきゃ〉〉
って大人コーチに言ったんです。ちなみに、その言った子も二年生だし、その女の子より小さいんですよ。
そんな小さい二年生が仲間の為に、大人に要求したんです。
自分へのパスに不満があって言ったならまだしも、仲間の為に言ったから本当に感動しました。
以前その子が自分の小学校では上手くて、二年生だけど、三年生の練習に混じってた時、同じ学年は下手だからもう二年生とは練習をしたくないって言ってこまらせてたみたいなんです。その時個人的に呼んで指導を何度かしたんです。
そんな事を言ってると一緒にサッカーやってくれる仲間がいなくなるぞ、俺もお前よりサッカーうまいから、もうお前とサッカーしないし、ニーニョでも俺がお前よりうまいやつにはお前とサッカーするなって言うからなって。それでも良いのか？って聞いたんです。そしたら、半泣きで 〈嫌だごめんなさい。〉
お前はうまい選手になりたいの？最高の選手になりたいの？って聞くと、
〈最高の選手になりたい〉
って言ったので、うまい選手はただサッカーがうまいだけでプロにもいるけど、仲間も友達も少ないし大体嫌われてるね、最高の選手は周りに仲間も友達も沢山いて、なによりサッカーが楽しそうだよ。最高の選手になりたいんだったら、年上や自分よりうまい子には絶対負けない気で、向っていって、自分より年下や下手な子にはサッカーの楽しさやプレーを教えてやれる様になれたら最高だねっ。
って偉そうにかっこうつけて指導しました。
今回の事を見るとその指導を分かってくれて、更には実行してるのが見えて本当に指導者やっててよかったなぁーと思う出来事なので載せました。
長い文書をお読みいただきありがとうございます。
今後も子供が楽しく、笑顔になれる環境作りをがんばりますのでよろしくお願い致します。
ニーニョデルムンド 倉田 曜矢
